これまでのみちのくYOSAKOIまつり

第2回

お祭り開催日を「10月の第2土・日曜日」に変更した。第2回みちのくYOSAKOIまつりから、高知のよさこいチーム「スガよさこい連」、東京の学生チーム「生っ粋」、名古屋のチームなど全国のYOSAKOIチームの参加が目立つようになる。チーム作りのノウハウを一部ご紹介。チーム作りで一番大切なことは、「チームのコンセプト」。「何のためにチームを作り」、「何のために参加・踊るのか」ということ。参加人数の規定は特にないが、30人以上100人未満が妥当となる。

みちのくYOSAKOIまつり3つのルール(民謡の一節がどこかのあること、鳴子を使うこと、礼に始まり礼に終わること)を守れば、あとは曲も衣装も振り付けもメイクも全部自由。渋い正統派の民謡から、ロックやポップ帳にアレンジされた民謡、伝統的な踊りから、現代風なダンスまで、なんでも許され、なんでも表現できる。毎年多くのチームと踊り手が、ここ仙台で壮絶なダンスバトルを繰り広げる。

第2回

開催日
1999年10月2日(前夜祭)/10月3日(本祭)
参加チーム数
61チーム
参加者数
約1,200人
会場
7会場(勾当台公園/市民広場/泉区民広場/JR仙台駅前ペデストリアンデッキ/一番町アーケード街3ヶ所/JR長町駅前まるげん駐車場/ザ・モール仙台長町第1駐車場)

第3回

札幌学園大学の研究グループがみちのくYOSAKOIまつりに関するアンケートを実施した。その結果、観客の約9割が「このお祭りは地域活性化に役立つ」と回答。研究グループからも「地域活性化関して人材教育・発掘の場になっている。経済波及効果も見逃せない」と報告された。泉区市民広場会場では、フリーマーケット「フリーマーフリーマー」が始まる。これから第3回から第7回に分けて、みちのくYOSAKOIまつりの5大要素「鳴子、音楽、衣装、振り付け、メイク」を一つずつご紹介する。

第3回では、みちのくYOSAKOIまつりの5大要素「鳴子、音楽、衣装、振り付け、メイク」の内、「鳴子」を取り上げる。鳴子のルーツは「カチャ、カチャ」と鳴らして田畑の鳥避けに使っていたもの。使い方のコツを伝授する。手に握り締めたまま腕を振るうのではなく、人差し指と親指で軽く挟んで腕をしならせるようにすると、それはいい音が出る。定番は、3本の拍子木が黒・黄・黒で色分けされ、板は鮮やかな朱色に塗られているもの。まずは鳴子だけでも手に入れて、今年のお祭りの輪の中に入りましょう。

第3回

開催日
2000年10月7日(土)/10月8日(日)
参加チーム数
81チーム
参加者数
約3,100人
会場
7会場(勾当台公園/市民広場/泉区市民広場/JR仙台駅前ペデストリアンデッキ/一番町アーケード街/太白区文化センター楽楽楽ホール/ザ・モール仙台長町第1駐車場)

第4回

YOSAKOIソーラン祭り(北海道のお祭り)に参加するために、「みちのくYOSAKOI連KOI♡KOI」(みちのくYOSAKOIまつり関係10団体で結成された連合チーム)が札幌に乗り込んだ。雨の降る中、道外チーム初のファイナルステージ進出を果たした。みちのくYOSAKOIまつり当日、みちのくYOSAKOIまつり公式応援歌「乱舞」を初披露した。同年に「宮城国体」(国民体育大会)が開催された。10月18日の閉会式は、約800人の踊り手がYOSAKOIを「乱舞」し、グランドフィナーレを飾った。次回、宮城県での国民体大会の開催は少なくとも50年は先になるそうだ。

第4回では、みちのくYOSAKOIまつりの5大要素「鳴子、音楽、衣装、振り付け、メイク」の内、「音楽」を取り上げる。曲作りの基本ルールは、どこかに東北(地元)の民謡の一部を織り込むこと。東北の民謡をアレンジして、東北人の心の奥底に染み付いている民謡の魂を新しい形(踊り・店舗)として現代に甦らせることが、老若男女の壁を超越した交流・コミュニケーションを生み出す。みちのくYOSAKOIまつりは音で決まると言っても過言ではないので、オリジナリティー溢れるノリのいい音楽でガンガン目立ちましょう。

第4回

開催日
2001年9月22日(土)/9月23日(日)
参加チーム数
114チーム
参加者数
約4,000人
会場
9会場(勾当台公園/市民広場/泉区市民広場/JR仙台駅前ペデストリアンデッキエスパル前会場/一番町四丁目/一番町一番街/サンモール一番町/河原町ツインタワー前/太白区役所前ひろば)

第5回

みちのくYOSAKOIまつり公式キャラクター「みちのくちゃん」が誕生した。人・まち・環境に優しいお祭りを目指して、勾当台市民広場会場に「リサイクルステーション」を設置するなど、環境対策へ積極的な取り組みを始めた。同年に「とうほくYOSAKOI協議会」が設立された。本会は、東北六県のYOSAKOIまつり主催団体が協力して、東北地方におけるYOSAKOIまつりの発展と向上を通して、地域活性化に貢献することを目的としている。

第5回では、みちのくYOSAKOIまつりの5大要素「鳴子、音楽、衣装、振り付け、メイク」の内、「衣装」を取り上げる。観客に一目でアピールできるのが、衣装。頭のてっぺんから爪先まで、踊り手が身に付けるものすべてが衣装の範疇。デザインも色も素材もすべて自由、既製品でもオーダーメイドでも手作りでも構わない。もっともポピュラーなのが法服で、リーズナブルという利点を生かしながらチームの個性を十二分に表現することができる。吸湿性に優れ、丸洗いできる綿素材が多いようだが、光沢のあるナイロン製のものから風通しのよいレース製のものまでさまざま。要は、いかに目立ち、いかに存在感をアピールするかだ。

第5回

開催日
2002年10月12日(土)/10月13日(日)
参加チーム数
145チーム
参加者数
約5,800人
会場
13会場(勾当台公園/市民広場/泉区市民広場/台原森林公園/一番町四丁目商店街/一番町一番街商店街/サンモール一番町商店街/定禅寺通緑道/JR仙台駅ペデストリアンデッキ/JR仙台駅東口/ゼップ仙台/ザ・モール長町店/太白区役所前ひろば)

第6回

日本初の「光る鳴子」やローソン協賛「みちのくYOSAKOI牛マヨ丼!」を発売した。会場のゴミ分別に関して、ボランティアの方が歌って踊って楽しく活動できるように、実行委員会でゴミ分別のテーマソング「土に還る」を作成した。流れる曲に合わせ、串の一本一本を分けるその手も軽やかになればとの願いが込められている。同年に「みちのくYOSAKOIまつりキャラバン写真展」を開催した。ひとりでも多くの人に「みちのくYOSAKOIまつり」の感動を分かち合うために、写真コンテストの応募作品をお貸しして、希望者自身のまちで写真展を開くという企画であった。

第6回では、みちのくYOSAKOIまつりの5大要素「鳴子、音楽、衣装、振り付け、メイク」の内、「振り付け」を取り上げる。街が舞台の「みちのくYOSAKOIまつり」。観客の心を魅了し、踊り手本人の心をも満足させているのは、「踊り」そのもの。知らなかった者同士が一体となってひとつの踊りを仕上げ、観客の前で披露する。その解放感・連帯感・一体感・充実感・達成感・満足感…、踊りはいろんな価値を含んでいる。振り付けで大切なのは、イメージと曲とのシンクロナイズ、そして、笑顔。振り付けには、何の制約もなく、無限の可能性が秘められている。

第6回

開催日
2003年10月11日(土)/10月12日(日)
参加チーム数
180チーム
参加者数
約7,000人
会場
9会場(勾当台公園/市民広場/定禅寺通中央緑道/JR仙台駅ペデストリアンデッキ/地下鉄旭ヶ丘駅前(大野原森林公園)/一番町四丁目商店街/一番町一番街商店街/サンモール一番町商店街/ザ・モール仙台長町2階いこいの広場)

第7回

人・まち・環境に優しいお祭りを目指して、回を重ねるごとに取り組みを強化している。会場に「リサイクルステーション」を設置し、ゴミ分別を11種類から14種類(現在)に変更した。そして、各会場を美しく使用するための「クリーン作戦」を実施した。定期的に会場周辺を「キレイ隊」が見回りをして、ポイ捨ての防止や祭り終了後と翌日のゴミ拾いを徹底的に行ったことは、現在の会場きれい隊の前身となる。また、観客の方もお祭りを応援できるよう各会場に募金箱を設置した。

第7回では、みちのくYOSAKOIまつりの5大要素「鳴子、音楽、衣装、振り付け、メイク」の内、「メイク」を取り上げる。真紅の紅をさし、目尻に紫のラインを入れるなど、歌舞伎役者さながらにメイクを施し、街中を練り歩く。その快感は、本人にしかわからないでしょう。メイクは外面ばかりでなく、踊り手の内面の魅力も引き出してくれる。理屈ではなく、自分の思うことを自由に表現すればよく、変身願望を満たすことでまったく新しい自分を発見することができるかもしれません。

第7回

開催日
2004年10月9日(土)/10月10日(日)
参加チーム数
220チーム
参加者数
約7,500人
会場
11会場(勾当台公園/市民広場/泉区市民広場/地下鉄旭ヶ丘駅前(台原森林公園)/定禅寺通中央緑道/一番町四丁目商店街/サンモール一番町商店街/一番町一番街商店街/JR仙台駅前ペデストリアンデッキ/太白区役所前ひろば/ザ・モール仙台長町正面駐車場)