これまでのみちのくYOSAKOIまつり

第1回

みちのくYOSAKOIまつりのはじまりは「第1回みちのくYOSAKOIまつり」じゃない!!
前日譚は一人の学生から始まる。
宮城県亘理町出身で高知大学の大学生の1人が、高知大学の学祭で見たよさこい踊りに魅了され、「これを故郷の仙台でもやりたい!」と思い、1997年8月6日、仙台七夕でのパレードで高知のよさこい踊りを披露する事を実現させた。 踊り手はもちろん仙台にはいなかったので、高知と札幌から踊り手50人が来てくれた。 その後、1997年12月23日、SENDAI光のページェントのパレードでは一般公募で集まった100人の市民の踊り手が演舞を披露した。

翌年の秋、みちのくYOSAKOIまつり第1回が開催された。 キャッチコピーは「ついに誕生!東北共通の祭り」。 東北は民謡・祭りの宝庫だが、東北六県共通の祭りが無かったため、「東北共通のお祭りを創り、東北を盛り上げよう」という想いが結集して生まれた祭りであった。 単に踊るだけの祭り、というわけではなく、参加チームに観光物産用のブースを無料提供し、観光物産のPRに力をいれたり、会場選びは主催者側で一方的に決定するのではなく、地下鉄沿線の商店街に会場の誘致を行って市内の商店街の活性化を行ったり、という新たな風を仙台のまちにもたらすお祭りであった。

当時の仙台で「よさこい」と聞くと「高知の祭り」という印象が強く、「なぜ仙台で?」と思われていた。 そのため新聞記事などでは「YOSAKOI方式(地元の民謡の一節が入っていること)」の説明や、みちのくYOSAKOIまつりの場合は3つのルールがあること(民謡の一節がどこかにあること、鳴子を使う事こと、礼に始まり礼に終わること)の紹介を積極的に行っていった。

第1回

開催日
1998年10月31日(前夜祭)/11月1日(本祭)
参加チーム数
33チーム
参加者数
1200人
会場
勾当台公園市民広場/泉区市民広場/JR長町駅広場/THE MALL駐車場